「見た目による偏見」という社会課題の解決へ向けて
臨床化粧療法とは、年齢・性別、疾病の有無を問わない、お化粧を介したアプローチ。見た目のちがいに関わらず、アイデンティティを満たし、自己の尊厳を守るために伴走するケアのことを指します。臨床化粧療法士®は、JCTAが定義するアピアランスケア実現のための皮膚生理学や関連法令、およびスキンケアやケアカバーメイクを含む支援スキルの修了者です。
JCTA日本臨床化粧療法士協会は、学術研究に基づいた臨床化粧療法の普及、啓蒙活動、臨床化粧療法士®の育成及び研鑽を目的とする組織です。
当協会認定の臨床化粧療法士®・臨床化粧アドバイザー・化粧体操指導士は、医療・福祉・介護・美容・理容など様々な現場で日々活動しています。
”悩みのある方が安心して専門美容を受けられる社会へ”
”いつまでもいきいきと自分らしく活動できる社会へ”
臨床化粧療法ってなんだろう?
学術研究に基づいたJCTA独自の「お化粧によって心や身体に起こるポジティブな変化を促すためのセラピー」です。誤解されがちですが、実はお化粧して差し上げるばかりが化粧療法ではありません。
臨床化粧療法においては、「自分でメイクする」、このキーワードにリハビリ的要素を含む大きなテーマが含まれています。
一般的に高齢者への実施が多いように思われがちですが、化粧療法の有効範囲は実に無限大。たった一つのシミ、肝斑や赤みのせいで、外に出るのも憂鬱なくらい深く悩まれる方もいらっしゃいます。傷あざや手術痕でお悩みの方の中には男性もいらっしゃいます。
臨床化粧療法は、疾病の有無、年齢性別を問わず、外見的なお悩みを抱える方がスキンケアやカバーメイクにより、心健やかな日常を過ごせるよう、主に医療福祉の場で用いられています。
あらゆる場面で活用されています。
当協会では、学術研究や運動監修に基づいた化粧体操や臨床化粧療法により、独自の評価基準とケアプランを施設様にご提案し、QOLやADLの向上に貢献するためのサポートをしています。
いわゆるボランティア活動やレクリエーションとしてではなく、非薬物療法の一環として、その効果が認められ、介護・福祉・医療の現場にて採用されています。
医療
× 臨床化粧療法
手術痕や切り傷、ケガや火傷の痕をお化粧により補正します。衣服などの摩擦でも補正の効果を保てるよう、仕上げを施します。
介護
× 臨床化粧療法
お化粧をするという一連の動きは心・身体・脳に直接作用を促します。結果的に認知症の予防・改善・うつ状態の改善・身体のリハビリに繋がることが報告されています。
美容
× 臨床化粧療法
理美容院様向けに、臨床化粧療法を用いた新たなメイクメニューを取り入れていただいております。
地域レク
× 臨床化粧療法
地域交流の場や、全国の施設・病院等でのイベントやレクリエーションにおいて、アクティビティや体験会が実施されております。
当協会正会員は
アピラボ®の活動を担当できます。
アピラボとは、商品販売を目的とせずに自分が在りたい見た目や装いについて当事者と一緒に考えてゆくJCTA正会員の活動名称です。
「何を買うかではなく、どう使うか」、身だしなみの方法などをお伝えするための美容整容サービスです。
(提供:株式会社メーキャップラバーズ)
協賛を募集しております。
当協会では、理念や活動に共感いただいた企業と連携し、アピアランスケアついての啓蒙・啓発を推進します。
プロダクト開発、およびフィールド提供をご協力いただける企業を募集しております。