臨床化粧療法とは

臨床化粧療法とは、動作、作業、行為としての結果的な化粧だけではなく、そこに紐づく心理的な背景やプロセスを重視し、アプローチを行う対話型のセラピーです。

学術研究に基づきながら、アピアランス支援によって心や身体に起こるポジティブな変化を促します。年齢・性別、疾病や障がいの有無、見た目のちがいに関わらず、アイデンティティを満たし、自己の尊厳を守るために伴走するケアのことを指すもので、2017年に一難病当事者により立論されました。

臨床化粧療法士®は、当協会が定義するアピアランスケア実現のための皮膚生理学や関連法令、およびスキンケアやケアカバーメイクを含む支援スキルの修了者です。

JCTA日本臨床化粧療法士協会は、学術研究に基づいた臨床化粧療法の普及、啓蒙活動、臨床化粧療法士®の育成及び研鑽を目的とする非営利型一般社団法人です。

当協会認定の臨床化粧療法士®・臨床化粧アドバイザー・化粧体操指導士は、医療・福祉・介護・美容・理容など様々な現場で日々活動をしています。

”悩みのある方が安心して専門美容を受けられる社会へ”

”いつまでもいきいきと自分らしく活動できる社会へ”

臨床化粧療法で大切なこと

例えば「0」をその方の基準とした場合、「0 から+1、+2」 を目指す為の美容ではなく、現状何かしらの理由でマイナスに陥っている方が、「0+α」へと近づく為に特化した支援を行うことが臨床化粧療法士®の役割です。

誤解されがちですが、実はお化粧して差し上げるばかりが化粧療法ではありません。

臨床化粧療法においては、「自分で出来た!」というキーワードにリハビリ的要素を含む大きなテーマが含まれています。

ご自身で出来るように、色々なやり方を試しながら、その方に合った方法を選別してゆきます。商品販売を目的としないことが大きな特徴の一つです。商品ではなくやり方をお伝えします。

また、一般的に高齢者への実施が多いように思われがちですが、化粧療法の有効範囲は実に無限大です。

たった一つのシミ、肝斑や赤みのせいで、外に出るのも憂鬱なくらい深く悩まれる方もいらっしゃいます。傷あざや手術痕でお悩みの方の中には男性もいらっしゃいます。そしてその悩みの深さは他者には決して解り得ないものです。

当事者の意思に基づく「在りたい姿」とは、その方の生き様そのものであり、見た目とは尊厳の格である、というのが臨床化粧療法の考え方です。

そういった観点からも、精神医学、心理学と非常に親和性が高い点が大きな特徴です。

最終的には、当事者自身が、美容を「自分を支える行動」として前向きに活用しながら、困難な状況が少しでも解放へ向かってゆくことを目標としてゆきます。

あらゆる場面で活用されています。

当協会では、学術研究や運動監修に基づいた臨床化粧療法や化粧体操により、独自の評価基準とケアプランを施設様にご提案し、QOLやADLの向上に寄与すべくアセスメントを行っております。

いわゆるボランティア活動やレクリエーションとしてではなく、CAM(補完代替医療)や非薬物療法の一環として、介護・福祉・医療の現場にて採用されています。

医療
× 臨床化粧療法

手術痕や切り傷、ケガや火傷の痕をお化粧により補正します。衣服などの摩擦でも補正の効果を保てるよう、仕上げを施します。

介護
× 臨床化粧療法

お化粧をするという一連の動きは心・身体・脳に直接作用を促します。結果的に認知症の予防や身体のリハビリに繋がることが報告されています。

美容
× 臨床化粧療法

理美容院様向けに、臨床化粧療法を用いた新たなメイクメニューを取り入れていただいております。

地域レク
× 臨床化粧療法

地域交流の場や、全国の施設・病院等でのイベントやレクリエーションにおいて、アクティビティや体験会が実施されております。

アピラボ®について

アピラボ®とは、アピアランス・ラボラトリーの略。当事者の在りたい見た目や装いについて、美容機会の提供や伴走支援を行う当協会認定資格者の全国的な活動名称です。(提供:株式会社メーキャップラバーズ

協賛を募集しております。

当協会では、理念や活動に共感いただいた企業と連携し、アピアランスケアついての啓蒙・啓発を推進します。プロダクト開発、およびフィールド提供をご協力いただける企業・団体様を随時募集しております。

2018.2.7 NHKおはよう日本
2023.2.7 ON&OFF~えひめリーダーの素顔 - eat愛媛朝日テレビ